食と健康の良い関係>●便秘解消に効く意外な食べ物

日本人の食物繊維の摂取量は過去30年の間に20%も低下している。
大腸がんの原因のひとつとして、便が大腸に長くとどまっていることが
あげられるが、食物繊維の効用のひとつは排便を促進することである。

便秘は大腸内の糞便の通過が遅れた状態。
医学的に定義すれば、排便後8時間以内に食べた食物の消化カスが
40時間以内に排泄されない状態ということになる。

糞便はその60〜70%が水分である、排便が遅れると糞便中の水分が
吸収され、便のカサが減るだけでなく、固く、ひからびた状態になる。

では、大量の水を飲めばいいかというと、大部分は大腸が吸収して
しまうので糞便中の水分が増加することはない。

消化管で消化されない食物繊維をたくさん食べれば糞便量が多くなり、
繊維が腸内の水分を吸収して便が軟らかくなる。

また、食物繊維それ自体が腸管を刺激して、腸の運動機能を高めてくれる。
消化のよいものばかりを食べていると、すべて消化されて糞便の量が
少なくなり、その結果、長く腸内に滞留することになるのだ。

若い女性に便秘が多い原因のひとつは、体重を気にしてお米のご飯を
あまり食べないことにある。

最近の研究によれば、米など穀類に多いでんぷんの一部は小腸で消化されす、
大腸に行くと食物繊維と同様の働きをすることがわかっている。

レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)と呼ばれるもので、白米よりも
七分づきや胚芽米、玄米に多く含まれている。

さらに言えば温かいご飯よりも冷や飯の方が消化されにくい。
同じでんぷんでも、パンやめん類は小麦を粉にしているので便通をよくする
作用は期待できない。

かつての日本人に便秘はあまりみられなかったという、食物繊維やお米を
しっかり食べていたためだ。

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